2025/12/1~12/7: ビットコインが重要な下値をテスト 市場はFRBの転換点を見極める週

2025-12-02初心者ニュース
2025-12-02
初心者ニュース
ブックマークに追加

暗号資産市場は、厳しい11月を経て12月に入った。大量の資金流出、マクロ不透明感、そしてYearn Financeにおける新たなDeFiショックなどが重なり、市場は大きく揺れた。12月の幕開けでビットコインは約87,500ドル付近で取引を再開した。市場の注目は、FRB(米連邦準備制度)のバランスシート方針に向けられている。流動性供給が再び強まればリスク資産へのセンチメントが改善し、BTCが95,000ドル、さらにはそれ以上を目指す可能性もある。一方で、機関投資家のフローが弱い状態が続き、セキュリティ上の脆弱性も露呈した現状では、12月序盤は依然として高い変動性が予想される。

 

流動性の分岐点:12月のFRB政策が暗号資産市場全体を左右する可能性

  • 世界では景気減速が進み、多くの新興国が2025年のGDP見通しを下方修正している状況です。
  • 米国では雇用統計、インフレ指標、消費データなど主要経済指標が投資家心理に大きな影響を与える。強い結果が続けばFRBのタカ派姿勢が維持される可能性がある一方、弱い数値が出れば利上げ懸念が後退し、暗号資産を含むリスク資産が支えられる可能性がある。市場は特に、FRBの次の政策がリスクセンチメント全般を左右すると見ている。
  • もうひとつの大きなイベントとして、12月1日にFRBが量的引き締め(QT)の終了に踏み切るとの観測が広がっている。これはグローバル流動性を押し上げ、暗号資産市場に追い風となる可能性がある。

考えられるシナリオ:流動性改善と緩和方向のシグナルが出れば、暗号資産を含むリスク資産は恩恵を受ける可能性がある。ただし、世界的な景気減速や通商リスクなど、下方要因も依然として残る。

 

ビットコインの注目ポイント:12月第1週に見るべき重要レベル

  • 10万ドル超からの下落後、ビットコインは「不安定な地合い」で12月に入った。今回の下落について、一部では「流動性要因が大きい」と指摘されている。
  • 週末に9万ドル台を維持していたBTCは、Yearn Financeでの大規模インシデントを受け、急速なリスク回避の広がりにより、87,000〜88,000ドル台まで急落した。この流出事件はDeFi全体にパニックを引き起こし、清算の増加と共にBTCは心理的節目の9万ドルを一時割り込んだ。その後は安定したものの、プロトコルレベルのショックがマクロ要因の弱さを増幅しうることが改めて示された。
  • 短期〜中期の主要レベル:
    • レジスタンス:約91,000ドル(ここを上抜ければ93,900ドル、97,100ドルが視野に入る)
    • サポート/下値目処:上抜け失敗の場合、88,800ドルまたは86,800ドル付近が意識される可能性
  • 強気要因として、取引所保有残高の減少や大口投資家(クジラ)のポジション転換(ショートからロング)が確認されており、一部では再び10万ドルを試す可能性も指摘されている。
  • 中長期では、半減期後サイクル、機関投資家の参入、供給のタイト化といった構造的要因を背景に、年末から向こう2〜3か月で110,000ドルを目指すとの見通しも出ている。

今週の重要ポイント:米国のマクロデータへの市場反応、およびFRBの政策転換シグナル(QT終了、利下げ示唆)は、短期的なBTCの方向性を左右する可能性が高い。

 

アルトコイン市場:下落後の回復を模索する動き

  • XRP:11月下旬の反発後、リスクセンチメントが改善すれば再び上昇余地があるとみる強気派もいる。
  • Ethereum(ETH):市場の安定化が進めば、主要アルトコインとしてETHが恩恵を受けるとの見方もある。
  • ただし、全体のセンチメントは慎重で、リスク資産の下落や機関投資家の流出が多くのアルト、さらには暗号資産を保有する企業にも影響している。

考えられるシナリオ:FRBの緩和方向や流動性回復が確認されれば、アルトコインに再び資金流入が戻る可能性もある。一方、現状のストレス環境下では、投資家がステーブルコインに資金を移す、あるいは様子見姿勢を強めるケースが多く、変動性が高まりやすい。

 

予想されるボラティリティを利益機会に変える準備はできていますか。

低手数料のCoinWで取引を始めましょう。

 

免責事項:本レポートは情報提供および教育目的で作成されたものであり、投資助言を行うものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。